7.【 消えかけているたき火にガソリンをかけたとしたら...】
いま、ここに落ち葉を集めてたき火をした跡があるとします。
落ち葉は燃え尽きて火も消えてしまっているようです。
ところがよく見てみるとその燃え尽きたはずのたき火のあとから煙が立ちのぼっているのに気づきました。
もしあなたが、ここで何もしなければ、所詮燃え尽きようとしているたき火ですからそのうち煙も立たなくなって自然に火も消えてしまうでしょう。
ところが、ここでもしあなたが、煙の出ているたき火の跡に、あわてて水の代わりにガソリンをかけたとしたらどうなるでしょう...。
たき火は再び大きく燃え上がるはずです。
あなたのかかえている「問題」に対するあなたの対処法もこれと同じなのです。
もし、あなたの頭に、ふと日頃から気になっていたある問題がよぎり、それをきっかけに不安感や悲しみなどのマイナスの感情が湧き始めたとします。
そこでその問題に関係する昔の忌まわしい出来事を思い出しはじめたり、或いは将来その問題によって起こされるかもしれない最悪の事態を想像したりして、不安な気持ちや悲しい気持ちに浸りだしたら......
それは、まさに、消えかけているたき火にガソリンをかけることなのです。
放っておけば消えてしまうたき火の残り火のように、「問題」によって自分の中に勝手に造り上げた「マイナスの感情」というものも、それが問題の解決には全く必要なく、むしろ害となる感情であるということを認識し、その感情をあおりさえしなければ自然に消失するものなのです。
ところが、「問題」イコール「マイナスの感情」という従来通りの発想から、考えてもすぐには解決するはずもない問題を不安や悲しみ等のマイナスの感情をもって考え始めるために、あれやこれやと思い悩み、しばしその不安な気分、悲しい気分に浸って暗い満足感を得るという道を選んでしまうわけです。
しかし、前から申し上げているようにそんな不安な気持ちや悩む気持ちや悲しい気持ちから、明るい未来が開けることはありませんし、病気も良くはなりません。
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