【タバコは何故やめられないのか?】

 健康に有害作用を持つタバコをやめるべきか否か、やめるにはどうしたらいいのか等について少々お話ししてみましょう

 まず、喫煙のメリット(利点)、デメリット(欠点)ですが
 メリットとしては、

 ニコチンの作用で頭がスッキリしたりリラックスしたりする効果、他人と一緒にいる時に場を持たせる効果、一人でいるときに気を紛らわせる効果なんかが挙げられるかと思います
 一方、デメリットですが

 これは、室内や車内の壁や窓ガラスが汚れるといった事よりなにより、健康、しいては命に関わってくるという点が大問題ではないでしょうか

 喫煙は一酸化炭素や活性酸素惹起作用により確実に全身の細胞に障害を与えます
 簡単に言えば、全身の老化を促進し、種々の病気にかかりやすくさせる作用があるわけです

 老化を簡単に知る方法の一つは、その人の外見でしょう
 ちょっと脱線しますが、私は現在50才なのですが、初めて私と会う人は、私を3 0代にしか見ないようです
 で、私がなんで若く見えるのか、若くあるために心がけている事柄にはいろいろあるわけですが、その中の一つが「喫煙しない事」でもあります

 最近の若い女性は食欲抑制効果を狙ってか、喫煙者が非常に多い訳ですが、喫煙は、肌荒れ、シワなどを確実に引き起こす訳で、彼女等に何でぼくの肌がスベスベなのか聞かれたときに、必ず答えてるのが「野菜を沢山食べる事、活性酸素を中和するサプリメントとしてビタミンCを一日1000mg、ビタミンEを一日300I.U.とる事、それから、タバコを喫わない事と日焼けしない事だね」って事です

 もちろん、タバコを毎日100本以上吸ってても100才以上まで病気知らずで生きている人を私は知っていますが、こういった人は例外中の例外であり、殆どの人にとって、喫煙は老化促進と病気発症の元凶の一つであるという事は医学界では常識です

 でも、世の人々の間では、この常識がイマイチ深刻さをもって受け止められていないのは、とりもなおさず、タバコ産業が日本にとって重要な財源だからなわけで、強力な嗜好作用のある毒物を、政府が情報コントロールによって必要悪のまま野放しにしているというのが実体かと思います

 で、もし、あなたが禁煙したいと思われた場合ですが、これは、禁煙の決心の固さ、禁煙への動機付けの強さによって成否が決められると断言できます

 世には、禁煙ガム、禁煙アメ等いろいろな禁煙グッズ(笑)が売られていますが、こんなものでタバコをやめられたっていう話はほとんど聞いたことがありません
 「あのアメを舐めると、タバコがまずくなるから舐めるのをやめた」
 などという、タバコをやめたいんだか、やめたくないんだか意図不明の人はよく見かけますけどね(苦笑)

 医療機関で処方できる禁煙グッズにいわゆるニコチンガム(ニコレット)、ニコチンパッチ(ニコチネル)があります
 これは、ニコチン入りのガムを噛んだり、皮膚にニコチン入りのパッチ(テープ)を貼ることによって血中のニコチン濃度を維持し、タバコを喫わないでいられるように補助し、徐々に噛むガムの数を減らしたり、ニコチンの含有量の低いパッチにしていき、最後にはニコチンガムやニコチンパッチなしでもタバコを喫わずにいられるようにさせるためのものです

 ニコチンパッチに関して言いますと、臨床試験で、これでタバコをやめられた人は2カ月後の時点で約50%です
 ところが、ニコチンを含まないパッチ(偽薬、プラセーボ)を使った人達(本人はニコチンなしだとは知らされていない)でタバコをやめられた人が30%もいたのです
 つまり、ニコチンパッチを使用しても半数の人はタバコをやめられないし、ニコチンパッチなしでも3割の人はタバコをやめられたという事です

 更に興味深いのは、最終的に禁煙が定着したかをみるために、6カ月後の禁煙の状況をみてみたところ、ニコチンパッチ使用経験者で禁煙を続けていた人は30%、偽パッチ使用経験者は25%まで禁煙率は低下していたのです
 大ざっぱに計算すれば30%−25%=5%で、明らかにニコチンパッチの効果で完全禁煙ができた人は、5%、つまり、100人のうちたったの5人に過ぎなかったという事です
 逆に、ニコチンパッチなどなくても、25%の人は完全禁煙ができると言う事もできるわけです

 要するに、本人の禁煙への願望が強いか弱いかが禁煙の最大の決め手であって、禁煙願望の弱い人には、禁煙グッズなど何の役にも立たず、逆に、禁煙願望が強い人には禁煙グッズなど必要ないという事です
 そのいい例が、私の父です

 父は医師でもありますが、50才代まではタバコを喫っていました
 ところが、50代のある時、狭心症による不整脈から診察中に失神発作を起こして短時間ながら意識を失ってしまったのです
 ヘタをすれば命を落としかねない経験をした訳ですからまだまだ死にたくなかったであろう父の禁煙への願望の強さは相当なものがあったようです
 その狭心症発作の直後から、タバコはピタリとやめたのです
 彼の話では、タバコをやめても、とりたてて苦しかったという記憶はないという事です
 そりゃー、死ぬつらさに比べたら、好きなものを一つだけやめる事など全然苦にならないでしょうけどね(笑)

 私を含めて、人間というものは快楽や欲望に弱く、意志薄弱にできています
 ですから、体に心地いいものをやめるには、それをやめる事にによって得られる更に強力な快感或いは欲求の達成感なんかがなければ無理でしょう
 父の例で言えば、タバコによって快感、爽快感を得たいという欲望よりも、健康で長生きしたいという欲望の方がはるかに強力だったが故に簡単にタバコ断ちができたわけで、父がとりたてて意志強固だったという事ではありません
 医師であるが故に熟知しているタバコの害から逃れて、健康で長生きしたいという欲求に従っただけのハナシです
 人間、命がかかっているとなると、好きなものの一つや二つ、簡単にやめられるというわけです(笑)

 世間の人がなぜタバコをやめられないのか
 それは、タバコの害の恐ろしさを自覚していないからです
 「病気してみて健康のありがたみが初めてわかる」とよく言われます
 タバコ以外の嗜好物、例えば、激辛料理が大好きな人が、これによって出血性の胃炎でもがき苦しむ経験をすれば、極端な激辛料理は控えるようになりますし、急性アルコール中毒で救急車で病院に担ぎ込まれ九死に一生を得た人は過度のアルコール摂取は控えるようになるでしょう

 本当はタバコだって同じ事で、もしタバコを吸って喘息発作を起こして死にかける経験をした人なら簡単にタバコはやめられるでしょう
 でも、実際には、こういった事は希であり、タバコはゆっくりとではあっても確実に老化とあらゆる病気の土台を造り上げていくにも関わらず、数十年間はこれに気づかないという点が他の嗜好物と違うところです
 タバコのゆっくりながら確実な身体への害によって、心筋梗塞、脳梗塞、各種の癌等の命に関わる病気が引き起こされた時には、「時既に遅し」 「後悔先に立たず」なわけで、この静かに忍び寄る怖さというものを一般人が政府の情報コントロールによって知らされていない点が大変な問題だと言えるでしょう

 あなたはこの政府の陰謀に乗せられて寿命を縮めたいと思いますか?

 以上、タバコをやめるかやめないかはあなたの判断にお任せするとしましょう(笑)




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